佐賀市と諸富家具振興協同組合はこのほど、繊維系資源からパネル材を作る技術を持つオランダの企業「Noble Environmental Technologies」と、未利用資源の利活用による資源循環型社会の構築に向けて共同で努力していくことを約束する「了解覚書」を結びました。具体的には、佐賀市の未利用バイオマス資源で作った合板で、家具や内装材を開発、商品化することを目指します。
覚書の締結は、東京都港区のオランダ大使館で行われました。佐賀市から秀島敏行市長、諸富家具振興協同組合からは平田尚二理事長が6月10日に赴き、署名しました。
今後、Noble社は未利用バイオマス資源を活用した合板作成のノウハウを提供、諸富家具振興協同組合は未利用バイオマスで作った合板を活用した製品の開発や加工技術などを研究、佐賀市は合板の原料となる未利用バイオマス資源の調査や調達のサポートなどを行うことにしており、将来的には未利用資源を使った持続可能な産業に育つことが期待されます。
(2019年6月20日掲載)