佐賀商業高校生が植物工場でバジル定植

 グリーンラボ㈱の植物工場で7月2日、インターネットショッピングモール「さが学美舎(まなびや)」を運営する佐賀商業高校情報処理科の3年生が、バジルの苗の定植を体験しました。

 さが藻類バイオマス協議会支援会員である「さが学美舎」と同社が、バジルを使った商品開発に向けたコラボ企画の一環で行いました。生徒たちは、温度や湿度、培養液の濃度などをI o T技術で管理する植物工場の設備や、バジル苗の定植の仕方について担当者から説明を受けた後、同社が開発した縦型水耕プランターに一本一本、苗を植えていきました。

 この日植えたバジルは約1カ月後には収穫できる予定。バジル商品開発については、5月に同社の長瀬勝義・代表取締役を交えて話し合った後、具体化に向けた作業を進めており、今秋ごろの完成を目指しています。

 グリーンラボ㈱の植物工場「さがベース(圃場)」は6月末、佐賀市高木瀬町の清掃工場近くに竣工しました。約5000㎡の敷地に自社の栽培工場3棟と農業新規参入者用1棟の計4棟の3連棟型ビニールハウスがあり、清掃工場で回収したCO2を活用して縦型水耕栽培プランターでバジルを栽培します。1プランターに14~18株のバジルを定植でき、1棟で約2万株(一般的な露地栽培の面積比10倍以上)の収穫が可能となっています。

 

(2019年7月4日掲載)

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