佐賀市が「新エネ大賞」新エネルギー財団会長賞受賞

　佐賀市の「清掃工場を核としたエネルギーと資源循環の取り組み」が、新エネルギー財団が主宰する令和５年度「新エネ大賞」の新エネルギー財団会長賞［導入活動部門］を受賞しました。

「新エネ大賞」は、新エネルギー等に係る機器の開発、設備等の導入、普及啓発、地域に根ざした導入の取組みなどを顕彰し、導入の促進を図ることを目的として実施されています。本年度は83件の応募があり、25件の受賞者が決まりました。

　佐賀市の取組みは、清掃工場に集まる廃棄物系バイオマスを資源化し、利活用する取り組みで、清掃工場を起点としたバイオマス発電、熱回収利用、排気ガスからのCO2 分離利用など多様な組み合わせを実施していることが評価されました。佐賀市ではCO2 の分離回収して活用することで、微細藻類を培養する㈱アルビータなどの企業が清掃工場周辺に集積してきており、同財団は「今後、他の地域への展開が期待される」としています。

（C）一般社団法人さが藻類バイオマス協議会事務局