佐賀商業高校×グリーンラボ㈱ バジル使った商品開発でコラボ


 さが藻類バイオマス協議会の支援会員である佐賀商業高校の生徒たちが、清掃工場由来の二酸化炭素でバジル栽培を始めるグリーンラボ(株)とコラボして、同社のバジルを使った商品の開発に取り組むことになりました。今秋の完成を目指し、夏ごろまでに具体的な内容を詰める方向で検討を進めます。

 商品開発に取り組むのは、授業の一環でインターネットショッピングモール「さが学美舎(まなびや)」を運営する佐賀商業高校情報処理科の3年生14人。「さが学美舎」はこれまでも「さがバイオマス産業都市」のPRなどに携わってきましたが、本年度は佐賀市の二酸化炭素を活用した商品の開発を目指すことになり、協議会を通じてグリーンラボ㈱とのコラボが実現しました。

 5月9日には、グリーンラボ㈱の長瀬勝義代表取締役から同社のIoTを活用した植物工場「スマートアグリファーム」について説明を受けた後、生徒たちが事前に考えてきた「バジルチャツネ」や「バジルラーメン」、「バジルティー」など10案を提示。それぞれの考案者がバジルの効能を活かした各商品の特徴を説明しました。

        
スマートアグリファームを説明する長瀬氏      グリーンラボの二酸化炭素利用

 

 生徒たちの提案に対し、長瀬氏は「面白い」「甲乙つけがたい」と高評価。社内で提案について検討すると述べるとともに、生徒たちに「思い切った商品名を考えてみて」などと“宿題”を出していました。

 「さが学美舎」は、2015年から「さが環境フェスティバル」で佐賀市と連携し、二酸化炭素活用の取組をPR。2018年のバルーンフェスタでは、協議会の支援会員として、㈱アルビータのアスタキサンチン配合ハンドクリームの実演販売を行いました。こうした取組が評価され、同年の「未来をつくる若者・オブ・ザ・イヤー」内閣府特命担当大臣表彰を受けています。

  

商品案を説明する学美舎の生徒たち         商品案を検討する長瀬氏と生徒たち

(2019年5月20日掲載)

 

 

 

 

 

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