海外のマスメディアが、佐賀市の二酸化炭素利活用事業(CCU)を報道しています。佐賀市で清掃工場の排ガスから抽出した二酸化炭素(CO2)を藻類培養やキュウリ栽培に活用する取り組みが始まっていることを紹介しています。
海外メディアのCCU取材は外務省の事業で、今年1月下旬にベトナム、アメリカ、香港などの10社の日本駐在記者が佐賀市を訪れていました。記者たちは佐賀市清掃工場の二酸化炭素分離回収装置を視察した後、抽出されたCO2を利用して藻類培養を行う㈱アルビータと、キュウリの大規模栽培を行うJAの「ゆめファーム全農SAGA」を取材、2月から3月にかけて各媒体で報道しました。
このうちアメリカの農業専門紙「キャピタル・プレス」は2月7日付で記事を掲載。「ゆめファーム全農SAGA」を「国内最大のキュウリの栽培施設」と紹介し、担当者の話として「成長のスピードは露地栽培より120~140%早くなり、二酸化炭素の濃度を高くすれば全国一の収量が得られると期待している」と書いています。
各社の報道の事例は下記URLからご参照ください。
○米国 「Capital Press」(農業専門紙)2020年2月7日付
URL:
○ベトナム 「Vietnam Television」(国営テレビ局)2020年2月7日付
URL:https://vtv.vn/video/trong-rau-tu-khi-co2-420581.htm
○ベトナム 「Vietnam Television」(国営テレビ局)2020年3月3日付
URL: https://vtv.vn/video/the-gioi-hom-nay-03-3-2020-425282.htm
(8分00秒~10分00秒あたり)
○香港 「思考香港」(ネットメディア) ※2020年3月13日付
URL: https://www.thinkhk.com/article/2020-03/13/40024.html
ベトナム国営テレビの画面から
(2020年4月15日掲載)