さが藻類バイオマス協議会の第1回生産・加工ワーキンググループ(WG)が10月24日、佐賀大学で開かれました。会員企業7社と佐賀大学藻類研究プロジェクト(Project SA)の研究者ら計16人が参加、藻類大量培養の技術的課題や採算性、今後の方向などについて意見交換しました。
最初に参加企業とProject SAの研究者が、それぞれの保有する技術や取り組んでいる研究について自己紹介し、その後のディスカッションでは、低コストで藻類を大量培養することを念頭に、考えられる方法や培養施設の作り方について情報を交換しました。さらに各会員企業が持っている技術を藻類の培養や加工に生かせないか、その可能性も探りました。また生産・加工以外にも、微細藻類から抽出される色素についての質疑もありました。
WGは、協議会の会員企業と佐賀大学、会員企業同士の連携を深め、具体的なプロジェクトの始動に向けて情報交換を行おうと設置しました。9月までに「商品企画流通」をテーマに2回開いており、今後、「農水産業」でも開催する予定です。
(2019年11月6日掲載)