「むーらん・るーじゅ」がアスタキサンチン入り卵発売  アルビータ社のヘマトコッカス活用

 パンや洋菓子を製造販売する佐賀市の㈲ムーラン・ルージュが、㈱アルビータ製のヘマトコッカス藻を活用して、アスタキサンチン入りの卵を生産、発売しました。(一社)さが藻類バイオマス協議会がコーディネートした商品で、鮮やかなオレンジ色の黄身は濃厚な味わい。美と健康を志向する消費者にアピールすると期待されます。

 アスタキサンチンを生成するヘマトコッカス藻を、ムーラン・ルージュ社が飼育する鶏に与え、アスタキサンチンを卵に移行させました。

 アスタキサンチンはビタミンEの1000倍といわれる強い抗酸化力を持ち、美肌や眼精疲労などに効果があると言われます。ムーラン・ルージュ社はこの卵を「壮健美卵(そうけんびらん)」と命名。自社店舗やゆめタウン佐賀の食品売り場で6個入り1パック360円(税別)で販売するほか、洋菓子やパンにも使い、この卵を使った卵かけご飯専門店も佐賀市兵庫北7丁目の「むーらん・るーじゅ」夢咲店に22日オープン予定です。

(県外からの問い合わせを多数いただいており、22年4月にオンラインストアをオープン⇒アスタキサンチン卵オンラインストア

    

「むーらん・るーじゅ」で発売する「壮健美卵」    ムーラン・ルージュ社の鶏舎

 

  アルビータ社のヘマトコッカス藻

弘学館高校生の政策提言がきっかけ

 この卵生産のきっかけは、弘学館高校生の佐賀市への政策提言でした。「佐賀市清掃工場由来の二酸化炭素で培養した藻でムツゴロウを養殖して佐賀をアピールすれば」という提言で、これを受けた佐賀市は協議会と相談。アルビータ社のヘマトコッカス藻を鶏の飼料に加えることを同社とムーラン・ルージュ社に提案しました。

 

 藻類の活用を提言した弘学館高校生たち(左)

 

(2021年4月19日掲載)

 

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