弘学館高校の生徒たちが佐賀市に政策提言     「CO2で培養した藻でムツゴロウ養殖を」

 日本青年会議所(JC)佐賀ブロック協議会が開催した政策提言コンテストで最優秀賞に選ばれた弘学館高校チームが、賞を射止めた「もはやゲテモノではない~ムツゴロウの可能性についての提言」を佐賀市にプレゼンしました。

 コンテストは、同協議会が若者の政治参加意識を高めようと開きました。弘学館高の「もはやゲテモノではない」は、佐賀の魅力アップに向けて有明海の固有種ムツゴロウを食材として普及させようという提言で、佐賀市清掃工場の排ガスから抽出した二酸化炭素で培養した藻を、ムツゴロウ養殖の餌に使うところがミソ。新型コロナウィルス感染拡大防止のためオンラインで行ったプレゼンで、弘学館高の松尾圭吾さん、丸田篤資さん、戸嶋康陽さんは「二酸化炭素は『人類の敵』と思われているが、産業活用は世界中で佐賀市だけが持っている技術。佐賀から世界に向けてまったく新しい『環境と産業の関係性』を提示できる」と強調しました。

 提言を受けた佐賀市企画調整部の大串賢一部長は「藻類をムツゴロウの餌にするとは斬新なアイデアで、面白い提案」と評価。バイオマス産業推進課の江島英文課長は「二酸化炭素で培養した藻類の活用策をこれからもいろいろ考えていきたい」と答えました。

 

 

 

(2020年12月7日掲載)

 

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