株式会社アルビータが、佐賀市高木瀬の同市清掃工場北側に建設している藻類培養施設の竣工レセプションが11月7日、現地で行われました。
同社は同地に21haの用地を取得、分割して整備を行います。同社が自社で約半分を使用し、残る半分は他社との連携、協業で飼料生産や共同学術研究などに活用する計画です。
今回竣工したのは、整備の第一弾となる培養プールと初期培養施設。約3.5haの用地に容積120㌧の培養プール9基と初期培養施設1棟を建設しました。培養プールに耐熱塗装を施すなどして夏場の室温の上昇を抑え、また藻の培養段階に応じてプールを入れ替えるなど生産性の向上をはかっており、従来の同社施設の約3倍の藻の生産が可能としています。
レセプションで中西元社長は「新しい施設は1年中、藻の栽培ができるようにした。12月初旬には培養を始め、来年1月中には収穫できるようにしたい」とあいさつしました。同社は今後、アスタキサンチンオイルの抽出にも力を入れていくことにしています。