韓国のTV局、毎日放送(MBN)が、「脱炭素」に向かう世界の潮流を紹介する4月4日放送の番組で、佐賀市の二酸化炭素(CO2)分離回収事業を取り上げました。清掃工場の排ガスから分離回収したCO2を藻類培養や野菜栽培に活用している佐賀市の取り組みを紹介。廃棄物を資源として再利用し、環境保護と経済を両立させる「資源循環型経済」(サーキュラーエコノミー)を目指していることを伝えました。
番組では、世界の様々な動きと合わせて、日本でも2050年のカーボンニュートラル実現を政府が掲げる中で、木質バイオマス発電や燃料電池車などの試みが進んでいると報告。佐賀市では㈱アルビータやグリーンラボ㈱を取り上げ、清掃工場の排ガスから分離回収したCO2が藻類培養やバジル栽培に活用されている様子を報告しました。
番組制作にあたっては同局の取材チームが3月上旬に佐賀市を訪れましたが、担当ディレクターは二酸化炭素活用だけでなく下水浄化施設などを含めて幅広く資源循環を進めている佐賀市の取り組みに驚いた様子。「また改めて取材にきたい」と話していました。
MBNの放送で二酸化炭素の活用を紹介されたアルビータ社(左)とグリーンラボ社(右)
佐賀市清掃工場の二酸化炭素分離回収事業を取材するMBNの取材チーム
(2021年4月7日掲載)